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当日券の販売について

2019年8月24日

各日11:30より当日券を販売いたします。
若干数を予定しておりますので、なくなり次第終了とさせて頂きます。ご了承ください。

日本インディー・ミュージック・ガイド特別編:インタビュー

2019年8月22日

 

INTERVIEW:岡村詩野

ナノボロフェスタの恒例企画、日本の今の面白いインディーズ・アーティストを紹介する「日本インディー・ミュージック・ガイド」。今年はその特別編として、俄然注目を集めるアジアの音楽シーンに目を向けた「日本インディー・ミュージック・ガイド特別編〜アジア・インディー・ロック徹底研究〜」が開催される。語り手に音楽ライターの岡村詩野を迎え、今面白いと思うアジアのインディーズ・アーティストを深く紹介する。その企画への前段として、ボロフェスタ主催の飯田仁一郎が、「なぜ今アジアの音楽シーンが面白いのか」について、本企画の語り手である岡村詩野に話を聞いた。

インタヴュー 飯田仁一郎
文 水上健汰

 

それぞれの音楽を日本と違う国の音楽だとは思っていません

――岡村(詩野)さんにはOTOTOYの「岡村詩野ライター講座」で全5回にわたってアジア・インディー・ロックについてお話していただいたんですよね。それがすごく面白くて、僕も全部の講座に参加しました。今回のナノボロフェスタで開催する「日本インディー・ミュージック・ガイド特別編〜アジア・インディー・ロック徹底研究〜」でも、関西の皆さんにアジアの面白いアーティストを紹介していただけるこということで、僕自身もすごく楽しみにしています。そこで今回はそのアーティストを紹介する前段階として、いくつか質問したいのですが、まず、岡村さんは何故、今、アジア・インディー・ロックが面白いと思うのでしょうか?

岡村:まず大前提として、それぞれの国の音楽を日本と違う国の音楽だとは思っていません。私としては、日本も含め同じアジアの音楽という大きな枠組みで見ているんですよね。

――なるほど。

岡村:もし、そこに枠組みがあるとすれば、例えばそれは、東京のインディー・シーン、京都のインディー・シーンというような地方性と同じ感覚で、今やちょっと足を延ばせば台湾やソウルに行くことができるわけで。

――確かにそうですね。それは、もっと視野を広げていけば、西洋の音楽もまた同じだともいえますね。そんな中、アジアの音楽がこうして騒がれ出しているのは何故なんでしょうか?

岡村:その通りで、西洋の音楽も本質的には何も違うことはないですね。ただ、今までアジアの音楽の情報が日本に入って来にくい状況は確かにあったと思います。少なくともインディー・ロック目線ではアジアに全く目を向けていないという状況が強くありました。そんな中で、アジアで勢力的に活動しているシャムキャッツの菅原慎一 (Guitar&Vocal)さんが、「岡村詩野ライター講座」にゲスト登壇してくださったときに「台湾なんか北海道に行くのと変わらない」というくらい頻繁に台湾に行ってて、そういった日本のミュージシャンが積極的にアジアで演奏するような状況が出来てきたことは、理由の一因であると思います。

――リスナーも少しずつアジアのシーンが面白いと気付き始めたわけですね。

岡村:そうですね。でも、特出すべき点なのは、アジアのアーティストたちにインタヴューしていくと多くの人が「日本の音楽にものすごく影響を受けている」と言ってくれて、実際に彼らは渋谷系やシティ・ポップと呼ばれているものに強く影響を受けているし、また日本のアニメや漫画などにも多くの影響を受けているんですよ。これが意味するのは、我々がアジアにシンパシーを感じ始めるより先に、彼らが我々日本の文化にシンパシーを持っていたということなんですよね。「NARUTOが好きでASIAN KUNG-FU GENERATIONを好きになりました」とか、ソウル大学の近くの「KUCHU-CAMP」(Fishmansのアルバム『空中キャンプ』が名前の由来)というお店では連日ライヴが行われていて。そのように日本の音楽に影響を受けた人たちがアジアにたくさん出てきたのを、また私たちが知っていったという流れが、この10年くらいで拡張したんだと思います。

――そういったところからも、日本のバンド、アジアのバンドと分けて考える必要がないということですね。

岡村:そうですね。そう思うし、現実的にその垣根を越えて頑張ろうとやっているバンドもたくさんいますもんね。ミツメやシャムキャッツのように、海外にライヴに行くような人たちがたくさん増えて、アジアには無邪気な面白いバンドがいっぱいいるじゃないかと気付いて一緒にライヴをして…。これはインディー・ロックに限らずヒップ・ホップにも表れていますが、そういったアーティスト同士のつながりが、それを証明していると思います。

(シャムキャッツ- 完熟宣言)

 

一緒に何か作るという状況がもっと増えれば面白いなと思います

――わかりました。本番では国ごとに少しディープなアーティストを紹介してもらおうかなと思いますが、韓国で言えばHYUKOH、台湾で言えばみたいに、まずこれを聴いておけみたいな各国の代表的なアーティストっていますか?

岡村:台湾の落日飛車は今年のフジロックにも出演していますし、有名すぎるぐらいだと思いますけど、やっぱり外せないバンドでしょうね。でも、私が一押しなのは、海豚刑警。海豚刑警は川本真琴みたいな女の子がヴォーカルのバンドで、この2つは今の台北の面白さを伝えるバンドだなと思います。

(イルカポリス 海豚刑警 – 大家都唾棄ㄉ低能婐爱ㄋ|例假日)

 

――韓国はどうですか?

岡村:韓国は、日本に住んでるのかと疑うくらい良く日本に来てくれるイ・ランさんですかね。イ・ランさんと柴田聡子さんでスプリットの作品も出されましたし、ぜひ聴いてみて欲しいです。韓国はParasolをはじめ、面白いアーティストがたくさんいますからね。Silica GELとか面白いですよ。

([official M/V #2] 실리카겔 Silica Gel – 뚝방길 (Ttukbang-gil))

 

――Silica GEL面白かったです。韓国と日本は決して仲がいいといえる状況ではないし、だからこそイ・ランさんと柴田聡子さんのスプリットは今こそ重要だと思いますね。

岡村:イ・ランさんと柴田さんの関係性みたいなものをちゃんと形としてリリースしているSWEET DREAMS PRESS(2007年より活動する、時には雑誌刊行、時にはイベント制作、時には音源制作を行う団体。http://www.sweetdreamspress.com/)は意味のある事をやっているなと思います。そういったつながりで言うと、『ニュー・ルークトゥン』という作品も最近私はすごく注目していますね。

――なるほど。

岡村:タイのラッパーのJUUという人と、stillichimiyaの人たちが中心になって大阪のEM Recordsが出した作品なんですけど、このJUUという人は日本にも来たことがあるし、知っている人は知っている存在ではありながら、今まで一度もフィジカルで作品を出していなかったんですよ。それが今回、作品のほとんどのトラックを作ったYoung-Gをはじめとしたstillichimiyaのメンバーや、鎮座DOPENES、そしてEM Recordsが協力して初めてアルバムを出すという。それまで分離されていたものが、一つの成果物として形になったいい例だと思うんですよね。先ほどのイ・ランさんと柴田さんの作品と同じで、海外のものを受け入れる、日本のものを受け入れてもらうという関係を超えて、一緒に何か作るという状況がもっと増えれば面白いなとおもいます。

http://turntokyo.com/features/juu-and-g-jee/ (TURNインタヴュー:アジア・レペゼンの現在を伝えるタイと日本の刺激的な連帯 Juuが語る自身の生い立ち、そしてタイの今)

――かっこいい! これめちゃくちゃやばいですね!!! 俄然楽しみになってきました。本番ではもっと様々な面白音源を紹介するので、楽しみにしていて欲しいですね。

岡村:はい。ここまでグローバル化がハッキリしてきた時代なので日本もアジアの中の一つという連携意識は重要なんです。でも、最終的に、日本にはこういう地域性がある、台湾はこういう国民性が音楽には現れていて、韓国のインディーの傾向は… というふうにそれぞれの国の特徴がわかるようになるともっと面白くなると思っていて。それは、差別とか区別ではなく、それぞれの国の魅力を理解し、尊重することだと思います。

 

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岡村詩野 profile
岡村 詩野
音楽評論家/ 音楽メディア『TURN』(turntokyo.com)エグゼクティヴ・プロデューサー/ 京都精華大学非常勤講師/ オトトイの学校 内 音楽ライター講座(https://ototoy.jp/school/)講師/ α-STATION(FM京都)『Imaginary Line』(日曜21時〜)パーソナリティ/ 『Helga Press』主宰/ Twitterアカウント ▶︎ @shino_okamura / Instagram ▶︎ shino_okamura

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日本インディー・ミュージック・ガイド特別編
〜アジア・インディー・ロック徹底研究〜
8月24日(土)16:25-@喫茶マドラグ
講師 : 岡村詩野
司会 : 飯田仁一郎(ボロフェスタ)

ナノボロフェスタご来場のお客様へ

2019年8月19日

いよいよナノボロフェスタ2019が始まります!
以下をご一読の上お越しください。

①入場料のお支払い・リストバンドの交換は、livehouse nano入口の受付にてのみ行えます。LIVE & SALON 夜想、喫茶マドラグ、□□□ん家、タベルトマル二条城 okatteでは交換出来ませんのでご注意下さい。

②喫煙は受付の奥にある喫煙スペース又は、□□□ん家にてお願いいたします。

③飲食物の会場内への持ち込みは固くお断りしております。LIVE & SALON 夜想へは他会場でご購入された飲食物の持ち込みは出来ません。

④各会場に駐車場・駐輪場はございません。公共の交通機関を使ってご来場下さい。

⑤会場にはクローク・ロッカー等はございません。手荷物は少なめでのご来場をおすすめします。

⑥路上で騒いだり、ゴミをポイ捨てするのは近隣住民の皆様のご迷惑になりますのでお止め下さい。

⑦開催2日間はボロフェスタ公式LINE@より、ナノボロフェスタをより楽しむ為の情報が届きます。是非ご登録下さい。 @hqb4884a
https://line.me/R/ti/p/%40hqb4884a

⑧当日は大変な暑さが予想されます。水分補給をしっかりして、熱中症などにお気をつけてお楽しみください。

ナノボロフェスタ タイムテーブル発表!

2019年7月25日

ナノボロフェスタのタイムテーブルを発表しました!
新たにトークイベントの開催も決定。
開催まであと1ヶ月、どうぞお楽しみに!


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ナノボロフェスタ第3弾出演者発表

2019年7月18日

8月のナノボロフェスタ出演アーティスト追加6組を発表しました!

《ナノボロフェスタ第3弾出演アーティスト》
Wienners
DENIMS
Crispy Camera Club
Bacon
オオルタイチ
トラッシュ山省
森本真伍(soratobiwo)


→LINEUPはこちら
→チケット購入はこちら