爆音と共鳴する声
ボロフェスタ2日目、BIG LEFT STAGEにニーハオ!!!!が登場。ギター、ベース、左ドラム、右ドラム+サンプラー、そして声・声・声・声という異色の編成によるこのバンドは、KBSホールを瞬く間に衝撃と衝動で満たしていく。

RED ARIKO(drums, sampler, vocals)とBLUE YUKARI(floorTom, vocals)によるツイン・ドラムが、4人のシャウトと共鳴しながら巨大な鼓動となり、会場全体を揺さぶった。
パンキッシュなバンドサウンドを軸にしつつも、「異議なし」「MATSURI-SHAKE」「SHOW OFF」ではトラップやガバ、ブレイクコアといったクラブ・ミュージックの要素と交錯し、熱気はさらに加速。
ラストは30秒で駆け抜けるショートチューン「SPIDER18」。重なり合うシャウトとともに、エネルギーのすべてを解き放つようにステージを締めくくった。

Text by ナカムラ
Photo by 中田 絢子



