モラトリアム

ボロフェスタ2025
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モラトリアム、京都から鳴らす“人を想う音” — BIG RIGHT STAGE トッパー

BIG LEFT STAGEのトッパーを務めたのは、2021年春に京都で結成されたモラトリアム。
スタートと同時にバンドサウンドを会場中に響かせ、心地良くも胸を打つ中村響太郎(Vo&Gt)の歌声がフロアを包み込む。
支えてくれる人たちへの感謝を伝え、「この場所で1番大きな音を鳴らす」と誓う姿に、観客も惹きこまれていった。

霧がかった幻想的な世界を描くような壮大なサウンド。
その中に宿るのは、モラトリアムの魂そのものだ。
京都で生まれ、隣の人を大切にするという想いを根底に持つ彼らの音は、優しさと力強さを併せ持つ。
まっすぐに人と向き合う姿勢が、いまの彼らをこのステージに立たせているのだろう。

Text by 音楽インフルエンサーRYO
Photo by 昴 (@shohnophoto)