民謡クルセイダーズ

ボロフェスタ2025
ボロフェスタ2025

民謡が織りなす新しきグルーヴ

ボロフェスタ最終日、BIG LEFT STAGEのトリを務めるのは、民謡クルセイダーズ!大きな歓声とともに幕を開けた。
1曲目「串本節」の演奏が始まると、多くの観客が体を揺らしだす。思わず踊り出しそうだ!と感じていると……フロア後方にはすでに踊り出している人々が!この空間の皆が、彼らのステージを楽しんでいる姿に心が踊る。

軽快なリズムから始まった3曲目の「おてもやん」では、フレディ塚本(Vo)、ちゃんゆか(お囃子)の手振りに合わせて踊り、フロアの熱気はどんどん高まってゆく。
そこに、「もうひと盛り上がりしましょうか!」と「ソーラン節」が始まった。船を漕ぎ、手を大きく振って波を作る。その光景は圧巻であった。

ライヴ終盤では、田中克海(Gt)がおもむろに”民謡”と書かれたサングラスを掛け、始まったラストナンバー「炭坑節」。
メンバーも観客も全員で歌い、踊り、音楽を全身で楽しんだ35分間であった。

Text by はっとり あや
Photo by kazuki.y