遊び心あふれるプレイで、夜のMETROを揺らす
時間は終電間際。眩いライトに包まれたCLUB METROの中、まさに“音を楽しむ”人々の姿があった。
フロアに鳴り響く、思わず身体を揺らしたくなるような遊び心あふれるリズム。
意表を突くビートの切り替えに、観客から歓声が上がる。
クラブ・ミュージックを軸に、シンセ、エフェクトを複雑に絡めたライヴさながらのプレイ。
タイトなテンポ感で進行しつつも、緩急の付け方は絶妙。
観客のノリを一瞬で掴み、煽るようにフロアの熱気を急上昇させていく。
まさに“これぞMETROの醍醐味”と言わんばかりの一体感。終演が近づいても、誰もその場を離れようとしなかった。
歓声が飛び交う空間で、最後まで観客を魅了し続けた。
Text by はっとり あや
Photo by 瀬藤 育



