秋の風は手紙のようなアルペジオを運ぶ
ボロフェスタ2日目の幕開けを飾ったのは、POPS最先端・PK shampoo。
2曲目「君が望む永遠」のアウトロから続けて始まったのは、ヤマトパンクス(Vo&Gt)の処女作である「君の秘密になりたい」。黄金色に染まるKBSホールにメロディが響きわたり、音楽こそ人が作り上げた文化の極みであると感じさせた。
その後、ライヴで定番のナンバー「夜間通用口」や「奇跡」を立て続けに披露。ラストは「天使になるかもしれない」。観客も歌い出し、会場はすさまじい熱狂と一体感に包まれた。熱が渦巻くなか、彼らは轟音を置き土産にステージを後にした。
彼らが“伝説”になる日はそう遠くない。京都でその歴史の一ページを目撃できたことを誇りに思う。
Text by 辻崎
Photo by 内田 美早紀



