lilbesh ramko

ボロフェスタ2025
ボロフェスタ2025

エネルギーが渦を巻く

lilbesh ramkoが「Boro the Party」に登場!KBSホールのフロア中央に突如現れ、360°オーディエンスに囲まれた特設ステージ。その中心から1曲目「haikai:pop」のイントロが解き放たれた瞬間、大歓声が会場に渦巻いた。「pop×3」の掛け声と軽快な四つ打ちのビートに合わせ、フロア全体がひとつの波のように揺れ動く。続く「nichijou:loopmania」「Inside/街」では、音圧の壁をブチ破るようにクラッシュした音割れサウンドと低音に全身の血が沸き立つのを感じる。

昨年のメトロ公演に続き、2年連続でのボロフェスタ出演となったlilbesh ramko。京都への愛を語るMCを挟みつつ「mokuyoubi:freestyle」から「ninja (kill) str34k.」まで、ダンスと破壊、そして叙情的なメロディを同居させた楽曲を次々と披露していく。そしてオーディエンスの熱狂と混ざり合い、KBSホールをさらに加熱させていった。

終盤、「踊れますか?」の煽りを合図に流れてきたのは「i (dont) know.」。lilbesh ramkoのキラー・チューンにオーディエンスの熱量も爆発し、KBSホールに大合唱が巻き起こる。最後は「DancingTillWeDie/家」で締めくくり、現行クラブ・シーンの最前線を走る彼がただものではないことを、圧倒的なパフォーマンスで証明してみせた。

Text by ナカムラ
Photo by 昴 (@shohnophoto)