京阪が育んだグルーヴが炸裂
街が静かに眠りについた深夜3時。まだまだ眠らない夜のCLUB METROに、ひがしやしきの熱演を引き継ぐようにDJ SEBOが登場した。BPM130帯のテクノで幕を開けたプレイは、ライヴの余韻をそのままビートへ変換し、フロアへと叩き込む。
先ほどまでの熱気をさらに加速させながら、ダンスフロアのグルーヴはいっそう増していく。Vinyl DJである彼の手元から放たれるアナログの音圧が、温かく力強い振動となってフロアを揺らした。終盤にはM1ピアノのスタブが鋭く響くブレイクスでフロアが爆発。京都と大阪で培われた現場のバイブスが、パーティーを最高潮へ導いた。
Text by ナカムラ
Photo by 瀬藤 育



