深夜に繰り出される共感を呼ぶ力強いメッセージ
深夜2時過ぎ、ひがしやしきのステージが幕を開けた。
MCで「初めてボロフェスタのオファーをもらって嬉しかった」と語る彼らのパフォーマンスは、フロアを席巻した。
とにかく攻めたという印象が耳に強く残っている。
「あの人すらいなくても回る世界はああ最高で」
「ダサいままでエグいままで胸を張れたらいいのに」
「回り続けるのだ…」や「お年頃18↑」など、キラーフレーズが初めて聴いた筆者の耳に残り続けている。
気づけばレポートのためのメモを取るのをやめ、他の観客と同じように彼らの音楽に乗ることだけに集中していた。
ひがしやしきの紡ぐフレーズの1つ1つには、人の背中を押す力強さがある。
もはや「共感できる」という言葉では足りないぐらいに。
Text by 尾関翔哉



