真心込もった衝動的ライヴ
「ボロフェスを一緒に作ってくれたホストバンド、大好きなバンドのひとつ!」という、パーティー・ナビゲーター:MC土龍の紹介で登場したのはコロブチカ。
北原圭悟(Vo&Gt)は、ボロフェスタスタッフとしてまかないを担当。
「さっきまで三角のおにぎりを真心込めて握ってました。今は三角のピックを握ってます。つまりどういう事かというと、真心込めて演奏します」
その言葉通り、彼らのライヴは、ボロフェスタ、そして彼らに関わる人々への思いがあふれ出るものだった。
「若さって、青春って、年齢は関係ない。ずっと友達でいよう、いくつになっても」
最後の曲「Teenage Riot」が始まると、老若男女問わず、彼らに共鳴する人々でフロアは満杯に。
今、街の底STAGEで鳴らしている音とその衝動をずっと忘れずに、大きくなってやる。そんな彼らの心からの叫びが聞こえるようなライヴだった。
誰もが抱える心の奥底にくすぶっている感情を表現する彼らの曲は、年代を問わず人々の心を越えて、魂に刻まれる。
自分を見失いそうになる瞬間、コロブチカの曲を、このステージを思い出すだろう。
Text by 野見山 翠
Photo by 昴(@shohnophoto)



