打首獄門同好会

ボロフェスタ2025
ボロフェスタ2025

米!魚!I LOVE 遊!!

「お昼どきですね!」と、リハーサルでうまい棒がフロアに配られる。うまい棒、もといデリシャスなスティックを手に、ライヴが始まるのを今か今かと待っていた。

「おやつの時間がやってまいりましたー!!」と大澤敦史(Vo&Gt)が叫び、「デリシャスティック」からライヴがスタート。様々な味のうまい棒をペンライト代わりに掲げるオーディエンス。その光景を観ていると、ボロフェスタ自体がうまい棒のように思えてくる。定番から新しい味、変則的な味まで取り揃えているスーパーで、気になる味をみんなで食べていくような。

「部長ぷっちょどう?」では、ラップやシャウトを交えつつ打首らしいコミカルな楽曲展開。「筋肉マイフレンド」ではオーディエンスがスクワットし、「島国DNA」ではフロアに投げ込まれたマグロのバルーンをKBSホールに泳がせた。

ラストには「日本の米は世界一」。junko(Ba)のズシンと響くベースに乗って、オーディエンスは体も心も解放して拳を突き上げていた。

Text by 松下愛
Photo by kazuki.y