yoei

ボロフェスタ2026
ボロフェスタ2026

街の底で確かに光った新星

初のボロフェスタ出演となった、京都大学発4人組バンドのyoei。

新星らしく、のっけから疾走感のある「19歳」、新曲となる「7月の窓」を演奏。繰り返すギターとドラムに乗せられて、観客の高揚感も上昇していく。

サイケかつフォーキーなサウンドを爽やかに響かせたところで自己紹介は完了。

続いて披露した「うすぐもりの空の下で」では打って変わって絵本の世界のような楽曲を展開し、別の表情も披露した。

そして最後の曲となった「この部屋から」では耽美的な曲調から一転、3分間にわたるアウトロが炸裂。観客と一体となったそのメロディーの恍惚。小さい街の底ステージいっぱいに、yoeiだけの世界を創り出して見せた。

yoeiらしい温かさの中にサイケデリックが潜むサウンド、そして生活を丁寧にくみ取るその詩世界。35分間に様々な表情を詰め込んで、新星が確かな爪痕を残した。

Text by 田中寛大

Photo by 浅井 里緒