自由自在に変拍子を操り、街の底から盛り上げる
ボロフェスタ2日目の夕刻、17時。街の底STAGEにはTOKIMEKI☆JAMBO JAMBOの姿があった。印象的なギター・リフから始まった2曲目「PARASUMMER CARNIVAL」で、一気に彼ら独自の世界へと引き込んでいく。「ボロフェスタ楽しんでますか! 街の底からアツくしていこうと思います!」という掛け声とともに、2年ぶりに制作された新曲も披露され、観客のボルテージは急上昇。曲の終わりには「マジで最高!」という声も飛び交う。
 次に何が起こるかわからないワクワク感──それこそがTOKIMEKI☆JANBO JANMOの“たまらない”ところだ。ほっこりするMCを交えつつ、変則的なリズムで観客の心を揺らすたび、フロアから歓声が巻き起こる。インストゥルメンタルならではの音楽と空間が共鳴するこの瞬間。今この“ボロフェスタ”でしか味わえない衝動を、力強く、にこやかに刻んだステージだった。
Text by はっとり あや
Photo by もりあみ



