Homecomings

ボロフェスタ2025
ボロフェスタ2025

思い出の街・京都で紡ぐ

ギターの音から始まり、優しい歌声で幕を開けたのはHomecomings。
艶やかでぬくもりのある畳野彩加(Vo&Gt)の歌声に導かれ、音数が少しずつ増えていく。
光が差し込むようなバンドサウンドが広がり、浮遊感の中にも芯の強さを感じさせた。
休む間もなく続く演奏の一つ一つに、バンドとしての確かな存在と、観客の心に響く音色があった。

2013年の初出演を思い返しながら、「自分たちにとって永遠にあってほしいイベント」と福富優樹(Gt)は語る。
もともとこの街に住んでいたからこそ、この街とこのイベントを楽しんでほしい。
そんな想いを胸に、思い出の街・京都で、親交のある出演者たちと楽しんだその時間は、Homecomingsにとっても、観客にとっても特別な瞬間だった。

Text by 音楽インフルエンサーRYO
Photo by 定藤 孝徳