夜の果てに見えた景色
「1日目を締めるのはこの男!」という口上とともに現れたのはShunpuri。京都CLUB METROのレジデンツDJが、ジャズやファンクを夜の底に響かせる。
スモークが濃厚に焚かれた室内を切り裂く照明が照らし出すのは、朝が来るまで踊り続ける者、力尽きてベンチに座る者、友人と談笑する者……。
各々の過ごし方で今日の夜を延長する観客たちにShunpuriが見せるのは、ジャズやファンク、ハウスが融合した世界。ゆったりとしたBPMに乗せて、どこまでも曲をMixし続け、夜の果てを目指す。
永遠に終わらないようなビートに送られながら1日目の夜は更け、ボロフェスタ2026に最初の朝が訪れた。
Shunpuriがかけた最後の曲が終わり、音が久しぶりに止んだ時、フロアには晴れやかな充足感と明日に向けたエネルギーが静かに潜んでいた。

Text by 田中寛大
Photo by ノア


