NATURE DANGER GANG

ボロフェスタ2026
ボロフェスタ2026

愛と平和と混沌と狂乱

のっけから不穏だ。スパイダーマン風の仮装をした男がが激しくマイクパフォーマンスをする。キャプテン・アメリカ風の仮装をした男が、トロンボーンでなぜかアメリカ国歌を演奏している。

「ここで刻むぜ命のビート!!」とスパイダーマンがシャウトすると、突然突き上げるような重低音がスタート。呼応するように、亀甲縛りされたセーラー服姿の女性、全身金色タイツのギタリスト、ふんどし一丁のカメラマン、全身青色タイツなどが次々と乱入してくる。

この時点で???が渦巻くがそんなことを考えさせる隙もなく、熱狂のステージが開演!!初っ端から客席に次々とメンバーが飛び込むと、パフォーマンスがスタート!

誰が観客で誰が演者なのか、もうもみくちゃになって何もわからないハチャメチャなステージが繰り広げられた。

重低音に乗せて、シンプルだが力強い歌詞とラップをメンバー全員で合唱し、観客もそれに手を挙げて応える。会場のいたるところでモッシュがおき、メンバーがリフトされていく。

新曲「愛と平和と混沌と狂乱」を体現するように、狭い街の底ステージをカオスで埋め尽くした。最後は後ろの方の観客に至るまで全員がコールに合わせてシャウトし拳を突き上げる。

ボロフェスタの幅広さを証明するかのような圧巻、混乱のステージだった。

Text by 田中寛大