京都で鳴らす、唯一無二の情熱
BIG RIGHT STAGE最初のアーティストは、京都の3人組、台風クラブ。
「身も心も」で幕を開けた演奏は、「ずる休み」「ついのすみか」「火の玉ロック」と続く。ホールは次第に3人の音に包み込まれていき、無意識のうちに体が揺れてしまうような空間になっていた。

MCに続き、石塚淳(Vo&Gt)と山本啓太(Ba&Cho)のデュエットで歌われる「不明の不演不唱」やアップテンポなナンバー「京都市南区」などが演奏された。彼らの背後には、バンドのロゴが描かれたお馴染みの旗が掛かっている。


伊奈昌宏(Dr&Cho)の力強さと繊細なニュアンスを兼ね備えたドラム、山本のメロディアスながらも芯の太いベース、バンドの独特な雰囲気を決定づける石塚のギター、3つの楽器の音が一体となって、見る者の心を掴んでいた。

最後には昨年末にリリースされたシングル曲「抱きしめたい」が演奏され、盛大な拍手で幕を閉じた。この3人にしか出せない、緩やかな中にも揺るぎない情熱を感じる音が、確かにそこにあった。
Text by もぎ ともよし
Photo by 定藤孝徳



