すべてがポエジー、すべてが表現
「ボロフェスタと新しい因縁、始めてもらおうかな?」と、茶目っ気を覗かせながらも気合は十分。マイク一本、ステージの上では裸よりも赤裸々だ。
MOROHA活動中にライヴを観たことがあるお客さんも、活動休止してソロになってから観た人はまだあまりいなかったのではないだろうか。ソロはどうなんだ、というフロアの一抹の不安が、アフロの第一声のリリックを聞いた瞬間に杞憂へと変わる。歌詞のなかで雑誌名や芸能人の名前を挙げているだけでもポエジーを感じ、アフロの瞳孔にも指先にも表現が詰まっている。
途中、ゲストボーカルとして、なんと本日BIG RIGHT STAGEに出演していたサニーデイ・サービスの曽我部恵一とともにアクトする場面も。アフロに振舞われたお酒片手に、忘れられないステージになった。
Text by 松下愛
Photo by Mitzki(from Von-fire)



