街の底で魅せたロックンロール
「街の底STAGE、ゴリラ祭ーズです。よろしくお願いします」
本日2度目の出演は、数多の伝説が生まれてきた地下STAGE。
KBS食堂での演奏ではベースとドラムを含まない3人編成だったが、今回はフルバンド編成で登場した。
1曲目「めくるめく師走」が始まると、3人編成の時とは異なる音の広がりが生まれ、バンドとしての表現の幅に引き込まれる。
続く2曲目ではテンポが上がり、古賀（Vo＆Gt）がテレキャスターをかき鳴らす。
鍵盤ハーモニカやリコーダーといった一風変わった編成の印象が強い彼らだが、ここではロックバンドとしての力強さを見せつけた。
さらに「そうはいっても」では、ギターをも凌駕するリコーダー・ソロが炸裂する。
MCを挟み、「未来」「秘密」では一転してしっとりした演奏を披露し、色気を帯びたムードをも漂わせた。
最後の「今なら言える」では、グルーヴと温かみのあるサウンドで観客を揺らし、街の底STAGEに豊かな余韻を響かせた。
Text by ナカムラ
Photo by もりあみ
