熱量に相応しい可憐かつクールな空間
続々とフロアも埋まり始め、Barbaraのライヴで完全にパーティー会場として温まった、23:15の京都<CLUB METRO>。繋ぐようにDJブースの前に立ったのは、沖縄の首里出身の注目のDJ MIYABIだ。
多種多様なサウンドを織り交ぜる彼女のプレイは、テクノでいてポップ、そして可憐かつ儚さも感じる。エッジの効いた切り返しの数々に、フロアのボルテージも0時を前に最高潮だ。
ボロフェスタMETROの部だからこそできる、このクールなブッキングとラインナップ。「今が楽しければそれでいい」、そんな最高な音楽好きに向けた彼女のプレイ。様々な角度から考え尽くされたタイム・テーブルで、オーディエンスを朝まで踊らせる準備は万端だ。
Text by キムラアカネ
Photo by なかむらるか