キュート&パワフル&ポップ
「ボロフェスタ9年ぶりに出演の、おやすみホログラムです!」と、夕暮れのまったりとした時間が流れていた時間帯のどすこいSTAGEを「ゴーストライダー」で焚きつけた。
3曲目には「鏡の前、タバコに火をつけて」でBPMがグッと急上昇。観客は笑顔で跳ね、カナミル(Vo)に喜びを伝える。続く「Friday」の前に、「9年前に出演したときは地下の暗いところでライヴ。今日は明るいところ!」と、感情を爆発させた。彼女のキュートなルックスにパワフルなパフォーマンスは、どすこいSTAGEの多幸感あふれる色彩がよく似合っていた。
ライヴの中盤では、カナミルがフロアに降りて肩車され、カウベルを楽しそうに叩く場面が印象的だった。
「東京のグループだけど、京都でも人気になりたいんで!」と「tonight,tonight,tonight」をアクト。また、「mother」では英語詞をポップな歌声に乗せ、フロアはジャンプで応える。
「最後の曲です!!」と曲のイントロがかかると、待ってましたと言わんばかりの観客が両手を掲げながら「ニューロマンサー」をカナミルといっしょに合唱し、最高潮でどすこいSTAGEを終えた。
Text by 松下愛
Photo by なかむらるか