トリプルファイヤーが作り上げたダンサブルな宴
吉田靖直(Vo)が酒を片手に「お酒を飲むと楽しいね」でスタート。会場をダンサブルなナンバーで盛り上げる。

続けて「地球の危機」「全国大会」をプレイ。軽妙で、可笑しみのあるトリプルファイヤーの世界観が会場に伝染していく。

際立ったのは鳥居真道(Gt)、山本慶幸(Ba)、大垣翔(Dr)の三者が織りなす楽器隊の演奏。「狂いのないグルーヴ」とでもいうべき、タイトに要所を締める演奏が快いグルーヴを生み出し、聴く者の体を自然と揺らす。
そんな楽器隊に乗せられるように吉田のパフォーマンスもエネルギーを増していく。

その場の誰よりも音楽を楽しんでいるといわんばかりに、ステージをゆらゆらと楽しげにステップし、リズムに乗った言葉を繰り出す。
2015年以来のボロフェスタのステージを最後まで楽しみ切った様子のトリプルファイヤー。意気揚々と裸足で引き揚げていく吉田の姿は、身をもってトリプルファイヤーの音楽を象徴しているようだった。
Text by 田中寛大
Photo by 定藤孝徳



