音楽の未来を提示したステージ
梅田サイファーの激アツなライヴが終わり、熱気冷めやらぬKBSホール。続いてGREEN SIDE STAGEに現れたのは、JeterとY ohtrixpointneverによって結成されたポップ・ユニット、Peterparker69だ。初っ端から「Tours」「skyskysky」で「みんなもっとこっちきてよ! 」と煽り、ステージ上を自在に動いて踊り、フロアに降りてモッシュに参加するパワー溢れるJeter。
「俺らは今日ここに音楽の未来を皆に見せにきました! 」と高らかに宣言し、彼らを世間に知らしめたともいえる挨拶代わりのデビュー・シングル 「Flight to Mumbai」をカマす。今この瞬間、彼らのライヴを観ようと集まった若者だけでなく、次のでんぱ組inc.を待っていると思われるお客さんたちも巻き込んでいる。
「Deadpool」から繋げた最後の「@location」では、青と白の光が彼らを照らし煌めいていた。まさに今後、日本を飛び出し海外も含めた音楽シーンで存在感を示すことになるであろう彼らの未来を予感させる、希望に溢れたステージだった。
Text by キムラアカネ
Photo by リン(YLC Photography)