見つかれ!はみ出せ!!
「ステージの上からも下からもボロフェスタを創ろう!!」と、パーティーナビゲーター:MC土龍の熱い紹介で、ボロフェスタ2日目の街の底STAGEトップ・バッターのTHE HAMIDA SHE’Sのステージが始まった。
「俺たちが京都純情!THE HAMIDA SHE’S!!」と叫び、奏太(Vo&Gt)は全員と目を合わせながら歌う。その声や眼力、パフォーマンスの引力によって、少しずつ前へと詰め寄る観客たち。「ボロフェスタが僕たちに音楽を鳴らす理由をくれました。僕たちがあなたたちに光を与える番です!」と、出演できた喜びをMCで語った。
ファーストEP『純情賛歌』に収録されている「黒髪のあの娘」では、メンバー全員から流れ落ちる汗が涙に見えてくるほど、思いの丈を楽曲に込めてアクト。
「十九」では、壮樹(Dr)の抒情的なドラムで曲が導かれ、まだ若い彼らが歌う「十九」に郷愁を感じ、このまま穏やかに曲が終わるかと思いきや青春パンクのように弾ける展開にさらに引き込まれた。
「ここにいる全員を生かして帰ります!!」とフロアにいる観客に伝え、ラストに「銀河大衝動」を激しく演奏する。
見つかれ!はみ出せ!!THE HAMIDA SHE’S!!出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打たれない!!
Text by 松下愛
Photo by 加藤はな