このまま上がっていく
「ボロフェスタ最終日！ 京都の街の底、日々地下のライヴハウスでライヴをしているバンドに頑張ってもらいましょう！！」と、パーティー・ナビゲーター：MC土龍のエールを受け、最終日の街の底STAGEの火蓋を切るのは地元京都のバンド、Jose。
1曲目には「落葉樹の夢」。アヤト（Vo＆Gt）の、芯のあるボーカルに誘われ、Joseの音楽に没頭するオーディエンス。ジャス（Dr＆Cho）は鬼気迫るドラムを演奏した。
「最後まで楽しんでいきましょう！」とアヤトが話し、次は穏やかな曲調に変わり、レン（Gt）は笑顔で間奏のメロディアスなラインをギターでなぞる。
3曲目の「blue」ではメンバー全員が頭を振り、ベースを上下に振りながら野太い音を刻んだ。演奏が終わると、フロアからは「はんぱねぇ」という声が飛ぶ。
最後には「シンキロウ」。雄大な歌声と演奏に恍惚としながら揺らぐオーディエンスの姿があった。
Text by 松下愛
Photo by 定藤孝徳
