夜の本気ダンス

ボロフェスタ2024
ボロフェスタ2024

お昼でも本気ダンス

今年のボロフェスタのトップ・バッターは、夜の本気ダンス!

鈴鹿秋斗(Dr)の力強いドラムが足の底から心臓へ、脳へと響く「Ain’t no magic」からライヴが始まった。高く飛び跳ねる米田貴紀(Vo&Gt)の自由な踊りがフロアに伝わり、観客も手を掲げ、ジャンプ!

2曲目には彼らの代表曲である「Crazy Dancer」。マイケル(Ba)の深いグルーヴに米田のハイトーンが合わさり、ギアが一段上がったバンドサウンドでさらに踊らせる。

MCでは、本日誕生日で35歳になった鈴鹿が「昼から踊りたい! ってことですか!!」とフロアを盛り上げた。観客をケーキのロウソクに見立てる話を鈴鹿が始めたところで、米田が「炎が上下に揺れる感じでいきますか?」と「GIVE&TAKE」をプレイ。縦横自由に、観客は夜の本気ダンスの音楽に身をゆだねて楽しんだ。

続く「Movin’」では、「踊れボロフェス!!」と米田が煽り、鈴鹿が「幸せにする準備、できてるぞー!!」と最強のキラーチューンである「WHERE?」へ。西田一紀(Gt)はメロディアスなギターで魅了した。

曲のサビで背景の白い布が開帳され、この日初めてのステンドグラスが光り輝いた。極彩色の光のなか、ラストの「TAKE MY HAND」で彼ららしく最後まで観客を踊らせてステージを終えた。

Text by 松下愛

Photo by 瀬藤育