ゴリラ祭ーズ

ボロフェスタ2024
ボロフェスタ2024

晴れ空に響く優しい旋律

光が差した野外STAGEのKBS食堂(屋外)に登場したのは、ゴリラ祭ーズ。
まずは今春リリースしたEP『Change』より「チェンジ」と「世界中の誰よりも」を披露。
ドラムとベースのいない、鍵盤、アコギ、トランペットの3人編成ならではの歌と楽器の響きが、青空の下に広がっていく。

ボロフェスタへの出演は昨年に続き2度目の彼ら。
大雨に見舞われた前回とは打って変わって、天候にも歓迎されたSTAGEで「晴れ空での演奏は心地よい」とMCで語り、和やかな空気が会場を包んだ。

2021年リリースの「バンド」に続いて、最後に演奏したのは「寝ても覚めても」。
平野駿(Re&Tp)と舩越悠生(Me&Key)が楽器をリコーダーと鍵盤ハーモニカに持ち替え、彼ららしい自然体で楽しげな音楽が青空に響いていく。
最後は「せーの、ゴリラ祭ーズでした」と声を合わせて締めくくり、これから始まる1日の高まりを予感させるSTAGEだった。

Text by ナカムラ
Photo by 中田 絢子