京都育ちのその轟音に、痺れまくった
SAGO(Vo&Gt)は、「(バンドメンバーも含めて)かつて京都の大学生で、ボロフェスタに行っていたから、出れて嬉しい」と語った。
普段は東京で活動しているが、京都との深い縁を持っているSAGOSAID。5ピースの編成で登場し、その出演の喜びはつんざくような痺れるトリプルギターの轟音の連続で表現してくれた。そんな天井知らずの轟音にフロアの聴衆もどんどん自由に解放されていく。洋楽のような骨太かつ心を弾ませるビートは街の底をずっと揺らし続け、SAGOもその様子を見て笑みが溢れていたし、何度も畳み掛ける轟音のなか、悠然と飲み物を口にする彼女はロックでとにかくカッコいい。唯一のピンボーカル曲「In REIMEI」は自らも誇るライヴ映えする1曲。ライブ好きは必聴である。
Text by 遊津場
Photo by 加藤はな