変幻自在のアクト
様々な曲調を奏で、変幻自在のアクトで魅了するキツネの嫁入り。街の底STAGEには6人が揃った。
「京都から来ました、キツネの嫁入りです。スタッフをしてくれているみんなに大きな拍手を!」と、ボランティアで受付や警備、写真ブログ班などを担うスタッフをねぎらった。観客のあたたかい拍手でピースフルな空間から、ライヴがスタートした。
最初の曲では、サックスがムーディーな雰囲気を充満させる。2曲目には「現在地」。ピンクと黄色のライトが、大人の色気を感じさせるヴォーカルを際立たせ、お洒落なBarに来たかのような気持ちにさせてくれた。
3曲目「狂想」では曲調をがらりと変え、ファンク調のグルーヴで街の底STAGEを盛り上げる。お酒に酔ったときのような陶酔感で、キツネの嫁入りの音楽を楽しんだ。
MCでは「フライヤーがあるんで配布してもらっていいですか? 小学校のプリントを配る感じで」と、笑いを誘い、観客に来月開催されるという公演のフライヤーが回付された。
ラストには「俯瞰せよ、月曜日」。歌声が増えていったり重なったりしながら、街の底STAGEを熱くさせた。
Text by 松下愛
Photo by定藤孝徳