愛はズボーン

ボロフェスタ2021
ボロフェスタ2021

祝!10周年の愛はズボーン⇆20周年のボロフェスタ

2日目にトリを飾るのはアメ村が生んだバンド、愛はズボーン。たくさんの拍手の中、そのお礼にと、白井達也(Ba)の低く唸るベースが炸裂。1曲目の“ゆ〜らめりか”の合図だ。

2人でかけ合う楽曲が多いなか、金城昌秀(Gt,Vo)とGIMA☆KENTA(Vo,Gt)のユニゾンが特徴のこの楽曲で会場を焚き付ける。
続けて、”まじめチャンネル”、“adult swim”とキラー・チューンで会場をサイケでドープに色付け、愛はズボーン一色に染め上げた。

「10周年を迎えた俺たち4人で愛はズボーンだけど、みんなでこの曲をやりたい」とGIMAが会場に呼びかけ、“I was born 10years ago”を演奏。
キャッチーなフレーズも10周年バージョンではアレンジ満載。贅沢仕様で本編を締め、会場を大いに盛り上げた。しかしここで終わらないのがボロフェスタ。

本編後大きな拍手で迎え入れられ、アンコールで披露した“エレクトリックオーシャン”で、『YES!!コングラッチュレイション』と歌っていると、燦々と輝くステンドグラスが出現。

その眩い光に驚き喜ぶメンバーを見ていると、ボロフェスタ20周年を祝う愛はズボーンが、逆に10周年を迎えたことを祝福されているようで、お互いに嬉しいことが起きているな、と感じた。その様子を目の前で見ていた私たちは、まるで結婚式に参加している気分だった。ありがとう愛はズボーン、おめでとう愛はズボーン。これからも周年を祝いあえる関係でいたい。

Photo by コマツトシオ
Text by けんてい