メシアと人人の圧倒的なステージと共に、ナノボロ２日目、開幕。
ナノボロフェスタ2日目、トップバッターを務めるのはナノボロフェスタの顔「メシアと人人」だ。今回彼らはキャンセルになった出演バンドの代打として急遽参戦してくれた。鋭く研ぎ澄まされた歪みの効いたギターと力強いドラムで１曲目「APPLE」が始まる。息ぴったりのコーラスも魅力のバンドだ。声を優しく重ね合わせる繊細さと演奏の激しさ。その迫力に目を見張る。
「ククル」では幻想的なイントロで観客を一気に惹き込み、優しい歌声で魅了した。間奏では激しく叫ぶ北山敬将（Gt,Vo）。その緩急がより一層メシアと人人の音楽を深めていく。
福田夏子（Dr,Vo）の凄まじいドラム回しにも圧倒される。
無限の音色を魅せるギターと輝くドラムの音の粒が身体に吸収されていく。北山は「色んなことありますけど、色々と考えることも楽しいことやと思うんで」と語った。
あっという間に最後の1曲となり、「たいくつ」ではトップバッターとして大きな爪痕を残す最高のバンドサウンドを披露。「緊張している」と語った彼らだったが、そんな緊張を一切感じさせない圧倒的なステージだった。曲の最後には激しくギターを振り下ろし、「ありがとう」と一言。会場に衝撃的な余韻を残し、メシアと人人のステージは幕を閉じた。
メシアと人人の革新的な進化をみた。まだまだナノボロは続く。
