LIVE REPORTS ARCHIVE -NOT WONK- from BOROFESTA2019

ボロフェスタ2019
ボロフェスタ2019

ボロフェスタの過去のライヴから、印象に残ったライヴをブログスタッフが個人的にセレクトしてご紹介するLIVE REPORTS ARCHIVE。
今回は昨年のNOT WONKのステージをご紹介します。

セレクト担当より

マヒトゥ・ザ・ピーポーの体調不良により出演キャンセルとなったGEZANの代打で登場したのがNOT WONK。
前日のMETROでのステージも記憶に新しい中、また一味違ったステージを見せてくれたことが心に残っています。
ひとえにバンドマンの絆にぐっときた瞬間でした。
今年はどんなドラマが生まれるのか、早くもドキドキが止まりません。(おぎまゆ)

Text by 江良文宏
Photo by リン

GEZANへのリスペクトを込めたセッション NOT WONK

マヒトゥ・ザ・ピーポーの体調不良により、出演キャンセルとなったGEZAN。その代わりに出演したのは、昨日ボロフェスタ夜の部にも登場した、NOT WONK。

彼らがリハーサルで演奏したのはGEZANの代表曲「待夢」。10月13日に十三月祭で共演したGEZANとNOT WONK。その演奏にはGEZANに対する敬意が込められていた。

「照明は青が好きだけど、今日はマヒトのように歌いたいから赤で」と語り、赤く染まったステージで加藤修平(Vo,Gt)が演奏を始めたのは「Landfall」。加藤の奏でる激しいギターの轟音が会場に響き、観客を圧倒していく。

「金ない奴の歌です」と語られ、披露したのは「Subtle Flicker」。加藤の渾身のヴォーカルがリズム隊の奏でる軽快なメロディーに乗って、空気を震わせる。

続いて披露されたのは、「Shattered」。アキム(Dr,Cho)の叩くドラムのビートに乗せられ、観客は身体を揺らす。

「Shattered」の後、アンプが機材トラブルによって止まってしまうアクシデントが発生。「僕、家電がよく壊れるタイプなんですよ」と加藤が語り、観客を笑わせる。

トラブルをメンバー3人によるセッションでつなぎ、演奏されたのは「This Ordinary」。照明が赤やピンク、青に変化し、3人を照らす。緩急のきっちりしているNOT WONKの演奏に、観客はみんな引き込まれている。GEZANのピンチ・ヒッターという形で出演したが、見事に観客を魅了した。