ナノボロフェスタ2021

ナノボロフェスタ2021

The L.B.

The L.B. ライヴへの愛情、爆発。 ナノボロフェスタ1日目、16時頃。GREEN SIDEとORANGE SIDE STAGEの間には大きな拳が降りてきた。その拳の下で、京都を中心として活動するHIPHOPバンド「The L.B.」のライヴが始まった。 「Bomb Killer」からハイスピードで始まった彼らのライヴ。サモハン(Vo)が全身で叫ぶように歌う。その痛快なラップとテクニカルな演奏でステージ全体がThe L.B.の色に染まる。鮮やかな転調で違う一面も見せてくれる楽曲となっていた。
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Newdums

クールで熱く、経験値の高さがうかがえるステージ 続いて登場したのは、神戸出身のNewdums。 UKガレージ、インディ、ブルースなどを内包した、大人なロックナンバーを鳴らす4人組だ。 1曲目「Naked」から、ブルージーな風がこの会場に吹きわたる。Yuichiro tanno (Dr)のずっしりとしたドラムから、Seita Hirama (Ba)のベースが自由に動き回り、やがてドラマチックな音が鳴らされていく。
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NEHANN

洗練された演奏と美しい歌声。NEHANNが創る漆黒のステージ。 ORANGE SIDE STAGEの3バンド目に登場したのは、5人組ポスト・パンク・バンド「NEHANN」だ。ノイズのような不穏なSEから登場した彼らは、独自の世界観でステージを沸かせた。 1曲目は「Nylon」。最新のアルバム『New Metropolis』の1曲目に収録されている人気曲だ。力強くも繊細なドラム・ベースに深く歪んだギターが重なり、ボーカルの美しい低音のエッジボイスがNEHANNの音楽を加速させる。個々の圧倒的なテクニック、訴えかけるような歌声に迷い込んだら最後、もう引き返すことはできない。
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YMB

ステージで演奏ができる喜びと感謝 ORANGE SIDE STAGEから1バンド目として、会場のお客さんを魅了してくれたのは大阪を拠点とするYMB。 2021年6月9日に3rdアルバム『トンネルの向こう』をリリースした彼らだが、ナノボロフェスタの口火を切ったのはこのアルバムにも封入されている「水曜日の街、金曜日の街」からだった。 ヤマグチヒロキ(Dr)の力強いドラムを土台に、ベースのいとっち(Ba)が曲にうねりを生み出していく。 ポップスの要素を持ちながら、曲の後半にはロック調に姿を変えるのが特徴的のナンバーだ。
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WANG GUNG BAND

WANG GUNG BANDが魅了した、暖かく楽しいステージ 昨年に引き続き2年連続出演となったWANG GUNG BAND。杉本周太(Gt.Vo)、藤沢信次郎(Key.Vo)、小俣拓磨(Ba)、大池奏太(Gt.Cho)、田中涼太(Dr)、奥田恵加(Key)、浅岡華波(Sax&Cho)の7名で構成されたバンドだ。 代表曲である「SUNDAY」から始まった彼らのステージは暖かく、どこか懐かしい、最高に楽しいひとときだった。柔らかに折り重なる歌声に涙が出るのを堪えていた。何よりステージ上のWANG GUNG BANDのなんと楽しそうなことか。彼らを観ていると、世界のなにもかもが大丈夫な気がしてくるのだった。
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くぴぽ

キュートで激しい、叫びの代弁者 続いてのGREEN STAGEに登場したのは、くぴぽ。 メンバーが一新された新生くぴぽ、いろいろな思いを乗り越えて 今年もナノボロフェスタに立ってくれたのはとてもありがたい。 1曲目は「笑え!ノイローゼ」。観客の背中からでもその衝撃は伝わってくる。 たたみかける音、音、音。移り変わる世界観と、まきちゃん(担当:初恋いちごレッド)の存在感に圧倒された人々が、立ち尽くしている。 (まきちゃんの手をくるんと回す、ちょっと小ぶりな振り付けも、何故だろう、ちょっとかわいい)
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Lil Soft Tennis

拡大する、「Lil Soft Tennis」という世界。 PCがセットされたORANGE SIDE STAGEに現れたのはLil Soft Tennis 。 キーを叩き一言「よろしくお願いします」。その瞬間から私たちは彼の世界に惹き込まれた。1曲目は3月にリリースされた最新アルバム『Bedroom rocker confused』から「Bedroom rocker confused」。マイクを両手で握りしめ、熱のこもった歌声を披露。観客は肩を揺らし、手を上げ、踊る。彼の作り出す世界観にどんどんと惹き込まれていった。 一変した曲調で始まった「Medicine」では先ほどまでの歌声とは裏腹に“I need a medicine”と大声で叫ぶ。会場の温度がさらに上昇し、無意識に身体が踊り出すような楽曲となっていた。
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猫戦

ライトからディープまで、猫戦の世界へようこそ まだまだ始まったばかりのナノボロフェスタ2021、 続いては猫戦の登場。立命館大学の音楽サークル「ロックコミューン」に所属の5人組。 ナノボロフェスタへ堂々出場! 「猫戦です」と 原田美桜(Vo)がつぶやくと、 井手内陸(Dr)の軽快なドラミングが聞こえてくる。 そのまま1曲目「サテライト」がスタートした。 しばらくすると、じわりと曲調が代わり、 澤井悠人(Ba)のベースラインは、一気にトロピカルなムードに変化。 きらびやかでポップなGAL(key)のキーボードにもうきうきさせられる。
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CuBerry

研ぎ澄まされた歌と映像で時代に挑み続ける4人のストーリーテラーたち ナノボロフェスタ2021、GREEN STAGEのトップを飾ったのは、脈々と続く京都シーンの系譜に現れた明らかな才能!同級生+姉妹+従姉妹で構成される新生ライオット・ガール・バンド「CuBerry」だ。バンド名でもある「キューベリー」という妖精を中心とした世界観を軸に、言葉・音楽・物語を通してメッセージを発信するアートユニットであり、ナノボロフェスタには2年連続2回目の出演だ。 これまでのCuBerryの柔らかいイメージとは違った、ソリッドで渋いサウンドのイントロからスタートした1曲目「青い城」で、CuBerryのステージの口火が切られた。Setsuka(映像、ビジュアルイメージ、作詞)の制作する映画「青い城」に登場する女の子の気持ちを歌っており、それは憂いを帯び、悲しみを内包するようにブルーな部分が全編を覆っていた。美意識に貫かれたサウンドとKanaco(Vo、Gt)の凜とした歌声が観る者をSetsukaが作る物語の中へと誘う。
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痛快!たまご工務店TV 出張版

Youtubeから飛び出して、「ひとりフレンドパーク」にチャレンジだ! ナノボロフェスタ1日目! どすこいステージのトップバッターには痛快!たまご工務店TV出張版が登場。 イベントスペース&居酒屋□□□ん家(ダレカンチ)のYoutubeチャンネルである「痛快!たまご工務店TV」が、ナノボロフェスタでも楽しい実験バラエティをお送りしてくれるとのこと。 ステージ上には、謎のゆるキャラ「おやっさん」と、ごっつの2人がスタンバイ。 続いてステージ下手の椅子にノギヘンが登場します。