Photo by関ゆかり
Text byshohnophoto
ステージで演奏ができる喜びと感謝
ORANGE SIDE STAGEから1バンド目として、会場のお客さんを魅了してくれたのは大阪を拠点とするYMB。
2021年6月9日に3rdアルバム『トンネルの向こう』をリリースした彼らだが、ナノボロフェスタの口火を切ったのはこのアルバムにも封入されている「水曜日の街、金曜日の街」からだった。
ヤマグチヒロキ(Dr)の力強いドラムを土台に、ベースのいとっち(Ba)が曲にうねりを生み出していく。
ポップスの要素を持ちながら、曲の後半にはロック調に姿を変えるのが特徴的のナンバーだ。
yoshinao miyamoto(Gt.Vo)、いのっち(Ba)からナノボロフェスタに関わるスタッフ・お客さんに感謝が伝えられた後に、エッジのきいたギターが印象的な「city」、爽快感ある「flashback」へとギアをあげていく。
「きてくれてるひとの心にささると思って歌います。」
いとっち(Ba)の説得力ある言葉で次に披露されたのは「コバルトブルー」。
そして曲のダイナミズムとヤマグチヒロキ(Dr)のテクニカルなドラムが見どころな「crossfade」へと行きわたり、残すところあと2曲になった。
会場が温まってきた中で、思わず散歩に繰り出してしまいそうになる感覚の「フィルム」へとバトンが渡る。ここでは今井涼平(Gt)渾身のギターソロが際立った。
「ありがとうございました!このあともナノボロフェスタ楽しんで下さい!」
最後は、軽快なリズムでお客さんの体を揺らしてくれた「ラララ」でライブを締めくくった。
メンバーの表情からはライブを心から楽しんでいる姿が伝わり、ナノボロフェスタに関わる全ての人たちと一体化したライブになった。