KBSホールをクラブに!!
CeeeSTeeの織り成す音は会場の空気を支配した
2日目Never Dieステージ、一瞬にしてKBSホールをクラブへと様変わりさせたのは、京都在住のTrack maker/DJのCeeeSTeeだった。
アシッド・ハウスを基点に展開する変幻自在のパフォーマンスに、観客は身をゆだね、音楽に陶酔していった。
ステージの照明を青暗くし、視覚的にシンプルな空間でライヴは行われた。
徐々に移り変わっていく音楽に一度体を揺らし始めると、あとは自然と体がついていく。幻想的なシューゲイザーのような音にドキドキが止まらない。
今度は一転してリズミカルな展開から、音が重なり合って、観客も盛り上がっていく。そのあと、ローテンポな空間の心地の良い空間がやってくる。
CeeeSTeeの織り成す音は会場の空気を支配していた。
ラストが近づいてくると、CeeeSTeeがテンションを上げていき、それに呼応するように観客の揺れも大きくなっていく。最後には会場が一体となり、ラストをパッと決めた彼に賞賛の拍手を送っていた。
あっという間の30分のステージ、鳴り続ける音楽に踊り続ける観客。
しかし、疲れるどころか、音楽に陶酔し疲れが吹き飛ぶような、不思議な感覚を味わっていた。