ワッツーシゾンビ

ナノボロフェスタ2020
ナノボロフェスタ2020

Text by マツノミズホ
Photo by やまだのどか
 

ナノボロ2日目は爆音とともに幕開け! やってくれ! ワッツーシゾンビ!

Foever Liveステージ、「いこうぜナノボロフェスターーーー! 今日は、あつくあつくやっていこうぜ! これがワッツーシゾンビや! 」谷村じゅげむ(G,Vo)の呼び声とともに、
ナノボロフェスタ2020、2日目が幕を開けた!

1曲目「WATASI ZOMBIE」から、上村セイヤ(Dr)の激しいドラミングが炸裂。3人とは思えない圧と、気迫が一瞬にして会場を包む。
谷村の「やってやろうーーーーーーイエーーイ!!」という叫び声、「POWER CHORD POWER」、「BIG BUDDHA BEAT」と続いていく。

 

 

爆音の中、安里アンリ(G,Vo)と谷村はステージ上を暴れまわり、転げまわる、音は鳴り続ける。なにがなんだかよくわからない。最高にロックンロールだ。もっともっと、観客の気持ちも高まっていく。
そんな中、再びドラムの激しさが増し、今週8月24日(ワッツーシの日)にリリースされたばかりの
新曲「NINGEN IS NOT DEAD」が始まった。

 

 

今年で結成21年となるワッツーシゾンビ。「このご時世、ぼくたちの曲が爆発的に拡がることはありません。でも、ゆっくりでいいから、ジワジワと拡がって、響いていってほしいと思ってます。心を込めて、音を鳴らします」とTwitterでコメントしていた。
その言葉通り、彼らは愛する音楽を、心を込めて鳴らし続けていく。
観客も応えるように手を挙げ、頭を振り、愛する音楽を楽しんでいる。
音楽の理想の姿をみることができた。

 

最後の曲「からっぽだから」までやってきた。なんと、最初の勢いは衰えることはなく、最後の最後まで、駆け抜けてしまった! すべてを出し切った上村のスティックは、演奏が終わると同時に宙を舞った。汗だくの会場。

ナノボロフェスタ 2日目、最高の幕開けだ! おそるべしワッツーシゾンビ!! 彼らの最強のロックンロールが脳裏に焼き付いて離れない!