SNJO

ナノボロフェスタ2020

Text by 村尾ひかり

スペーシーでドープな世界に引き込まれたSNJOのステージ

続いてNever Dieステージに登場したのは京都在住の音楽プロデューサー、SNJO。
ステージの照明を落とし、バックに様々な動画をコラージュしたような映像を流しながらプレイした。

グルーヴィーかつポップなエレクトロ・サウンドに、時折エフェクトのかかった声を乗せて歌いながら、「Alive」「Spaceman」など次々と楽曲を披露していく。その多彩なサウンドが広いホール内にこだまする様子は、まさに宇宙空間のような浮遊感を感じさせた。

重低音が体の奥までズーンと響き、やがてアップテンポなビートに発展していく。観客はみな心地よい音の波に身を委ねていた。

ラストは「Diamond」をダンサブルなビートに乗せて歌った。
ドープでありつつもどこか耳馴染みがよく、自然と体が動いてしまうナンバーでフロアを盛り上げ、KBSホールの空間をSNJOの世界観で包み込んだ。