ナノボロ初日のどすこいステージは須田さんの歌で締め括られる
ナノボロフェスタ1日目のどすこいステージでトリを務めるのは、大阪を拠点に活動するパワー・ポップ・バンド、ナードマグネットのボーカル・ギター、須田亮太。
昨年のナノボロフェスタでは、ナードマグネットとしてシークレット・アクトで出演し、超満員のLivehouse nanoで最高のライヴをみせた。そして今年、弾き語りという形でまたナノボロフェスタに戻ってきてくれた。
アコースティック・ギターの音色と、優しい歌声がロビーに広がっていく。
「ナノボロフェスタって言ってますけど、KBSホールでやってたらもうボロフェスタですよね。みなさんはボロフェスタに来たってことでいいんじゃないですか？」と須田が観客に語りかける。
事前の準備期間からナノボロに参加していた筆者は、ボロフェスタ主催チームのMC土龍も同様のことを言っていたのを思い出し、思わず笑ってしまった。『ボロフェスタ』と書かれたフラッグをバックに演奏する様子を見ると、たしかにボロフェスタそのものだ。
ナードマグネットの最新シングル「僕は知らない」を、少し切なさを帯びた歌声で披露。
MCでは終始自然体で、早い時間から会場に着いてライヴを観ていた感想を話した。
ラストは「THE GREAT ESCAPE」。「また元気で会いましょう」と笑う姿に、こうやってライヴができて音楽が身近にある生活が送れることの幸せを噛み締める。
また何の気兼ねなく笑える日が来ることを信じたいと、強く感じた。
