元気と笑顔溢れる圧巻のエンターテイメント！
「張り切っていきます！MaNaMaNaと申します！このボロフェスタのステージ歌えることがとっても嬉しい！」と早速どすこいステージからフロアへ降りる彼女。
元気印のビタミン・カラー、オレンジの衣装がどすこいステージの装飾とも合っていて、景色も何だか華やいで見える。
1曲目「幕開け」では先程までの可愛らしい声と力強い歌声のギャップに驚く。
フロアのお客さんに目を合わせながら歩き回ったり、「ピンクの髪似合ってる！」と話しかけたり。すでに彼女の人間性が垣間見えて微笑ましい。
「頑張らない応援歌を」では、後ろでステージを観ていたボギーに挨拶をしたり、お客さんと踊ったり、乾杯したり、ベンチに座っているお客さんと笑顔耐久のようなことをしたり。ここまでの巻き込み力は凄い！ と気づけば彼女から目が離せなくなっていた。
MCでは、「ちょっと前グループ時代にどすこいステージでやったことがあって、ソロになって戻って来れた。ソロでやり始めてた時からの目標だったし、1年目出れなかったけど2年目で出れましたー！」と話し、「何でも目標を持ってやってるんですけど、壁がある。越えよう越えようと思って作った曲を」と紹介し、「越えてよ」を披露。
ゆったりめの曲だと彼女の透き通りつつも芯のある歌声がより際立つ。
「大暴れさせてもらってもいいですか？」と「私がお金持ちになっても」に入ると、ステージを降り、裏にSNSのアカウントが書かれているお札をばら撒く。
「ここをダンスフロアに今から変えます！」と宣言し続けた「ミッド・ダンス・ナイト」でも、フロアだけでなくホール内からの転換でちょうど出てきた人にも絡みまくり、彼女のパワーと勢いを感じる。
最後に披露した5枚目のシングル「詩より速く」では、力強くキックをしたり、お客さんも手拍子で応えたりとまさに今日の集大成だ。
終始ロビーを縦横無尽に使いこなし、お客さんと対話型のライヴをしたMaNaMaNa。
彼女のステージを1度でも観た人は誰でも、絶対に応援したくなるだろうと感じた圧巻のパフォーマンスだった。
Text by 木村あかね
Photo by コマツトシオ
