ファンキーなダンスフロアが出現!
超満員のGREEN SIDE STAGEに登場したのは、トラックメイカーのチョモとラッパーの森のヤングな2人組。「ヘイ!ヘイ!ヘイ! エディバディ調子はどうだい?」とリハーサルから会場を温め、オーディエンスを惹き込む。「ブチ上げていくんで。群馬県からやって来た、どんぐりずです!」
ルーズなボーカルとメリハリのあるラップ。抜群のリズム感でセンスの高さをみせつける。強弱の効いたフロウに会場のバイブスも上がりっぱなし。3曲目に披露した「E-jan」で、“なんだってやっちゃえばいいじゃん 正解もどうだっていいじゃん”と彼らがラップする通り、ステージは変幻自在に変わっていった。
印象的だったのはステージの演出だ。チカチカとライトが点滅するなか、正確にライムを踏んでいく。コマ送りのように2人の姿が映し出され、サイケデリックな空間に迷い込んだような錯覚を起こす。エフェクトをかけたチョモの声が会場に反響するなか、ファンキーな衣装に身を包んだ森はスタンドマイクを使ってパフォーマンス。独特な世界観に、会場の視線はふたりに釘付けに。音源、映像、アートワークに至るまでセルフ・プロデュースを一貫して自分たちで行う彼ららしいステージだった。