どすこいステージを真夜中のクラブに変えたYUKITERO
続いてどすこいステージに登場したのは、空きっ腹に酒のヴォーカルによるソロ・プロジェクト、YUKITERO。
「楽しかったら自由に楽しんでください」と語りかけると、1曲目の「ピース」からトラックに合わせてラップを畳みかけていく。
ドープなサウンドの波に乗って、観客は思い思いに揺れている。
「ナノボロが開催できて本当に嬉しく思います!」と今日のライブをとても楽しみにしていたことを述べるが、実は機材を忘れてひとつ前に出演したザストロングパンタロンXから貸してもらったというエピソードを話し、会場では笑いが起きた。
明日8月31日にリリースするシングルに収録の「SLOWLY」では、肩の力の抜けたグルーヴィーなサウンドで、まるで真夜中のクラブにいるかのような雰囲気に包まれた。
続く「夏を待ってる」は、うだるような夏の暑さを閉じ込めた空気感の楽曲で、まさに今の気候にぴったりだった。
ラストはフリースタイルでリリックをせき立てるようにぶつけてから、「my life」で最後まで観客を踊らせた。