TOKIMEKI☆JAMBOJAMBO

ボロフェスタ2021
ボロフェスタ2021

軽やかに、強靭に、突き進んでいくライヴ!

激震ライブを終えたハルカミライの興奮が残った会場へ、GREEN SIDE STAGEから、TOKIMEKI☆JAMBOJAMBOが登場!

プログレッシヴ・ロックでもあり、ポップ・ミュージックでもある、4人編成バンド。今年のナノボロではメンバー全然揃っての出演が叶わなかったため、「このメンバーで出れて嬉しい!」と、心の内を素直に叫ぶハヤシ・トト(Ba)。
「せぃえーの!」という掛け声の合図で、勢いよくジャムり、ライブが始まる。MC通りの喜びと希望の音がかき鳴らされた。この轟音で会場の空気をグッと引き込み、そこからリズミックなピアノがさらにドライブさせていく。プログレ・バンドと呼ばれる所以だろうか。この感覚は癖になるやつである。

一貫して感じたことは、生物になって紆余曲折、自然豊かな環境を、波瀾万丈飛び込んでいく気分。どんな環境下でも、突破点がいつも見えているようなサウンドに聴こえた。

一曲目、“アルゲンタヴィス”では、抑揚を効かつつ軽やかなキーボードと、鳥のさえずりのようなギターのメロディ。そしてステージ真ん中で重いベースと、時にパラつかせたリズミックなドラムが心地よいナンバーで、初見の自分にとっては、とくに印象に残っている。

曲の合間にピースを向けた姿が象徴するように、TOKIMEKI☆JAMBOJAMBOはどんな世界になろうとも、軽やかかつ強靭な音楽を鳴らし続けるだろう。

Photo by せとうなる
Text by 増井