満杯のありがとう
「リハなのにありがとう、集まってくれて」とファンにリハから笑顔を向けてくれてるのは、NaNoMoRaLの方だよ! と言い返したくなる登場だ。
NaNoMoRaLの登場ジングルの前、今回のバンド編成のギター・ヒダカトオルとボロフェスタMCモグラの「2005年以来ですね」という掛け合いが垣間見えた。
そのまま流れるように「あいをうたえば」でステージが開幕した。
NaNoMoRaLは、様々なアイドル経験のある雨宮未來(Vo)と、 アイドルプロデュース経験のある梶原パセリちゃん(Vo,Cho,Manipulator)の2人組。
今回のボロフェスタは、バンド編成での登場だ。
雨宮と梶原の声が重なる場面は、観客の心の叫びを代弁する。
声を出してよいのかという懸念もすべて彼らは吹き飛ばす。
雨宮の「低い音を出す順に」というメンバー紹介で、RONJI(Dr)、春尾ヨシダ(Ba)、ヒダカトオル(Gt)の名前も呼ばれた。
梶原は「令和4年のYOASOBIのAyaseです」と、残すところあと2ヶ月のAyaseを名乗る。
7曲目「唖然呆然」は、はじめてのお客さんをも惹き込み、ラストへ向かう。
そして、ドラムカウントから自身の特大な人間賛歌「エンドエンドロール」。バンドメンバー、観客、ボロフェスタ、スタッフへの感謝を告げ、観客もNaNoMoRaLへの感謝を返し、熱い空間が詰め込まれた。