ROCK YOU！リンダ＆マーヤ！！
ボロフェスタ初登場のリンダ＆マーヤ。今か今かと待つオーディエントランスの待ちきれない気持ちに応えるように、5分ほど早く本番を開始した。最初は「I’M WAITING FOR THE SUN」で始まり、ゴキゲンなロックを届けた。
次に「CANDY SUPERMAN」で低く太い声の色気のあるマーヤLOVEの歌声に、「シュビドゥッ！」とリンダdadaが愛らしい合いの手を入れる。「センキュー！」と叫ぶマーヤLOVE。「センキューですって。ほんまにありがとうございます！」とリンダdadaもオーディエンスに感謝を伝える。「京都観光とかした？」とリンダdadaが客席に尋ね、マーヤLOVEは「俺らまだなんですよね、観光したいと思います。ボロフェスタも京都観光の1つです。リンダ、俺たちのブルースを聴いてもらおう！」と「クレオトパトラ」を笑顔で演奏した。体を揺らし、楽しむオーディエンスは次の曲はまだかと期待に満ちた目で見つめた。
「ボロフェスタの音楽が大好きで、深く掘り下げすぎて周りと話が合わないお前たちが大好きだぜ！」と叫んだあとは、「DANCE 終わらナイト」を演奏し、リンダdadaは片手でスティックを掲げ、ドラムで会場を盛り上げる。マーヤLOVEは「ロックンロール！！」と絶叫し、客席にダイブした。「マイクをくれー！」「落とすなー！！」と、どすこいSTAGEの客を巻き込んでいく。いったんはステージに戻ったがギターソロで再びギターを弾きつつダイブ！「人生はLO-FIだ」をドラマティックに演奏し、「最高だ！！ボロフェスタ！いこうリンダ！俺たち変わらずやってます！」とマーヤLOVEがリンダdadaと息を合わせ「たかがアクション」、そして最後の曲もリンダ＆マーヤの思うロックを続けざまに放つ。「ボロは着てても心は錦！ROCK YOU！！」と締めた。これで終わってしまうのかと思いきや、「もっとくれよ！！久しぶりなんだよ！！！」とオーディエンスの拍手をこれでもかと浴び、「サンキュー！！！」とどすこいSTAGEの後ろまで観客が詰め寄せて大歓声のなか、ステージを終えた。
Photo by コマツトシオ
Text by 松下愛
